銘輪録

ADHD持ちの40代の思いの丈発散ブログ

2017年3月24日

日々ダラダラ過ごしている。毎週通院しているが、今週、医師に「夜なかなか眠れないし、眠りが浅い」と訴えた所、気分安定剤を増量という処方をしてもらった。あと、睡眠導入剤の飲み方も間違ってたので、飲む時間を決めて飲むようにした。おかげで、睡眠が改善された。ほとんど引きこもり状態で、家の片付けも手を付けていていない。やんなきゃって思ってるんだけどな……インターネットで動画を見ている。おとといは「仁義なき戦い」シリーズを一気見した。ヤクザ同士の喧嘩の話だけど、多分にそのやりとりは政治的でまるで国際関係を見ているような気分になった。センセーショナルなバイオレンスシーンもショッキングだが、人間関係、強大な組織の存在とその代理戦争など実に複雑でその勢力争いの中死んでいく若者たち。そんな切なさと虚しさが残る映画だった。今週は国会で森友学園への国有地払い下げ問題についての話題に注目していた。このニュースの出始めは国会の予算委員会民進党の議員の質問だったと思う。その後ネット上でそのニュースを報じていたのは産経や読売だった。いわゆる保守系のメディアだった点を自分は不審に思った。「安倍おろし」か?とも一瞬思った。問題の森友学園も保守の思想の持ち主の理事長の元、その思想を教育に盛り込み「日本を愛する」人間を育てるのを目標にしている学校法人であった。その払い下げ問題の特徴は理事長と安倍首相の妻である昭恵氏の存在の大きさである。国有地払い下げ、その土地から出た廃棄物の処理費用、そして小学校認可。それらの異例のスピード感がクローズアップされ、その処理の早さに何らかの「大きな力」が働いたのではないかという疑惑がもたれた。事態は瞬く間に大きくなってついには理事長自ら認可申請を取り下げてざるを得ない事態になった。そこから理事長の動きが活発になる。参議院予算委員会の理事らが懸案の小学校の建設予定地を視察が行われた際に、理事長は集まっていたマスコミらの前で「安倍首相からの寄付金も入っている」と発表し、波紋が広がった。さらに「国会に行って話す」とまで発言。翌週の国会、衆参予算委員会の証人喚問が開催されると決定、事態が一気に動き始めた。が、この間懸案についての発言は理事長側からだけであり、昭恵氏、官邸サイドは理事長の発言を全面否定。「どちらかが嘘をついている」という状況になってしまった。この問題、大騒ぎの割にはその核心はよく分からない。昨日、注目の証人喚問は行われ、理事長の発言がまた波紋を広げている。国有地払い下げの問題は確かに小さな問題ではない。どうやらこの件に絡んでの金銭のやりとりがあったようには見受けられない。昭恵氏と理事長の間の寄付金のやりとりも「藪の中」状態で確たる証拠が出ない限りは「よくわからん」状態である。ここに記していることは私の個人的見解なので耳半分で読んでいただきたい。理事長の目立ちすぎる活動、安倍首相の外交政策、特に対露政策への釘さしという目論見があるのであはないだろうか?安倍首相の外交姿勢は日米同盟を基軸はあるとは思うが、トランプ新政権の「保護主義」の傾向に危機感を持っている感じがする。そこでロシアへの歩み寄りを見せる事でアメリカへの揺さぶりをかけるという作戦なんじゃないだろうか?中国は相変わらず信用できない。韓国も政治が安定しない。アメリカも政権が変わって先行きが不透明。そんな情勢の中でロシアとのパイプを太くしておくというのも考えられる。エレルギー面が大きい。地政学にも樺太、北海道、日本海など遠い国ではない。ロシアとの間にあるのは「北方領土」という問題である。これさえクリアできればロシアとの平和条約の締結が実現する。この時、北方領土の処遇の中身について日本の主張をロシアが完全に飲むとは考えにくい。どこかで両国が納得するところに着陸させる形になるだろう。もし、そのような事態になった時に、その譲歩を良しとしない人達が日本の国内にいるだろう。安倍首相は、自ら意思を持って動き始めている。それをここよく思はない人がいる。でも、今、辞めさせる程でもない。とにかく釘をさしておきたい。そんな心理が今回の問題を引き起こしたのではないだろうか?全部、自分の妄想である。4月には東京都議会選挙が実施される。公明党は早々に小池都知事の新政党との連携を決め、自民は苦戦を強いられるだろう。ひょっとしたら日本の政治も流動的になるのかもしれない。東アジア諸国が不安定になっていく。ヨーロッパは既に混沌としつつある。中東もシリア内乱を中心に不安定だ。第二次大戦後の戦勝国主導の国際秩序が本格的に大変動が始まっているのかもしれない。ヨーロッパの弱体化、アメリカの保護主義傾向、中国、ロシアの膨張。エネルギー、水、食料問題。